第29回期第1回評議会の報告
報告者・佐々木雅博
と き:2月19日午後1時〜220日11時40分
ところ:東京・晴海グランドホテル
代議員:定数54名中、出席42名+委任状2名で成立 会長・副会長・理事ほか参加者総数は90人くらい。
(大阪から園、佐々木、2名と全国役員・滝上が参加)
1.提案された議題は下記の4件でした。
1)第29期上期の活動の総括と下期の方針
2)「個人会員制度」導入と組織強化の具体的提案
3)第29期上期の一般会計、特別会計、機関紙会計及び新特別基金
会計の報告と監査報告
4)第29期下期の一般会計、特別会計、機関紙会計及び新特別基金
会計予算の提案
2.議事日程と内容
1)議長選出後、議事運営・資格審査委員の選出
2)会長あいさつ、議案の提案(斉藤理事長)
@組織拡大----2001年以後10年ぶりに会員増を果たした。
+36人
A遭難事故----*死亡事故が10人発生した、岳連に比べて事故率が高い *新保険法を巡る情勢
B自然保護----2012年全国集会を大阪で開きたいとの要請があった。
Cハイキング委員会、D女性委員会、E国際活動、F登山界の共同、G新日本スポーツ連盟との関係 など
------労山ニュースNO.20参照
3)評議委員の発言 19日に28件、20日に25件の発言があり理事会との質疑応答が行われた。
<労山の活動一般について> *東京都連:遭難事故の協力にお礼 *大阪:@「平和と登山」「障害者登山」の活動報告、全国的把握を、A会員拡大の報告 *宮城:「50周年、田部井淳子講演会」の報告 *茨城:死亡事故に弔電は打てないものか *高知:鹿の食害は緊急課題 など
<個人加盟制度について> 導入前提の提案に対し県連で議論したところ、しないところ、制度の内容に対する賛否、山行管理の問題などたくさんの意見が出たがまとまらなかった。(意見を出し合うことで充分というのかな?)
4)まとめ
@第29期上期の活動の総括と下期の方針⇒採決:圧倒的多数で可決
A「個人会員制度」導入と組織強化の具体的提案⇒討論を確認した。
B一般会計、特別会計、機関紙会計、新特別基金会計の報告と監査報
告、第29期下期一般会計、特別会計、機関紙会計及び新特別基金会計予算提案 ⇒承認
19日の夕食後、交流会、北海道から「玉すだれ」、岡山から「独唱」があった。 20日の終了は20日11時50分
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全国連盟評議会に参加して 園 敏雄
2月19日〜20日にかけて日本勤労者山岳連盟第29期第1回評議会に佐々木常任理事とともに出席して来ました。淡々と議案の提案がなされ15時からの討論に入る。討論の主たる課題は個人加盟制度導入についての議論である。大都市圏以外の地方県連では受け皿となりえない消極的な賛成、一方首都圏に近い県連では会員の高齢化が進む中、技術の伝承、登山文化の継承のため未組織登山者を受け入れるには個人加盟制導入も一つの方向であり総論賛成、とりあえず進めて行けば良いとの意見が多く、山行管理についてどのようにするのか、事故の時の責任問題はどうなるのかなどの意見を持つ県連はなかなか、導入について判断できず受け入れが難しいとの立場であった。大阪は最後に滝上全国連盟副会長がセミナーの取組で若い会員が増えているという経験を特別発言で紹介した。
討論のまとめで斉藤理事長が今回の意見を踏まえて纏め直し今秋に再度提案し第2回評議会で議論を進めていきたいと提案され評議会を終えた。朝日新聞紙上で提起した10年後には60才以上が人口比30%を占める現実と、大阪労山の理事会参加者の構成比は優に50%を超えている状況を考えると今回の討論を受けて大いに考えさせられた評議会であった。