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第53回定期総会を盛上げましょう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　理事長　　園　敏雄

今年度はヘリコプターによる救出の重大事故が多発し、２年連続の死亡事故が起きました。大きな特徴として、守るべき登攀技術、登山技術の基本が伝承されていない、もしくは疑問に思いながら、習慣として多くの仲間がやっているからと疑問に感じていることを横に置いて、あるいは安全を意識せずに行動しているのでは無いのだろうか。

年末に行なった、懸垂下降の技術検討会には多くのクライマーが参加し、今回問題になったスッポ抜け体験を経験して関心を深めました。

この検討会然り、気象講座への関心の高さ然り、統合初級アルパインリーダー学校を含む各種学校、セミナーなど全ての取組みで会員や非会員の関心度の高さを改めて教えて頂き、連盟に目を向けて頂いていること、学びたいと思っていることを実感しました。いろんな意味で連盟に対し課題を与えて頂いた事に感謝申し上げますとともに、常任理事会は全てにおいて指導部ではないという事を認識して、課題をどしどし提供して育てて頂きたいと思う所です、

連盟の総会は議案を皆さんの議論でどしどし肉付けし、常任を育てて下さる場にして下さい。安全登山を目指すための新しい課題を提供して下さい。そしてより良い大阪府連にして行きましょう。