VOICE


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私達をとりまく情勢
                                   理事長・きたろうHC  園 敏雄
東日本大震災復興支援に引き続き立ち上がろう
未曾有の大震災からまる2年が経ちました、福島第一原発の事故による放射線から避難している方々は未だに16万人もおり、
地元に帰れる目途や、補償の目途も立っていない状況です。また復旧、復興が遅々として進まず、多くの方が生活と生業を
奪われ仮設住宅での生活を余儀なくされているのが現状です。全国連盟では新たな支援地として岩手県の視察を実施しました。
大阪府連では、多くの会、クラブから派遣支援カンパをいただき12年度は3次の支援活動に入り述べ61人の方が現地を見、
支援活動をし伝道師として大阪の仲間に被災・復旧状況を伝えてきました。今後の支援活動は生業の初動支援などに変化すると
思われますが我々が出来る範囲の支援を続けて行きたいと考えています。

1.	山岳事故を減らす取り組みについて
山行中の死亡事故が残念ながら昨年も1件起きました、病による死亡事故でしたが健康管理も各会や会員自身の課題として
とらえる必要がある時代なのかなと考えます。事故防止、削減を追及して事故対策会議を12年度も2回開催し、事故内容を
共有化する取り組みをしてきました。
3年前の登山研究集会では事故防止分科会の関心が高く、あふれんばかりの盛況で有ったことから2年続けて事故対策会議を
継続して来ましたが20件を下回る状況に繋がっていないのが現状です。事故防止について関心が高い皆さんの知恵を
お借りして13年度は何としても事故を減らしていきましょう。山筋ゴーゴー体操で体力維持に努めましょう。

2.各行事について
昨年度、連盟では救助隊による捜索訓練、新しいダイトレの取り組み、溝手弁護士を招いた「登山と法律」講演会、
関西地域基金担当者実務者会議、全国登山者自然保護集会など大きな行事を皆さんのご協力で成功させることが出来ました。
感謝申し上げます。
13年度も様々な行事にご協力宜しくお願い致します。

3.	会員拡大について
アタックプランは11年度を以って終わりましたが、12年度皆さんに地力を発揮して頂き微増ながら会員を増やして
頂きました。新しいクラブも加入し少しずつですが若返りも進んでいるように思います。大阪府連では全国連盟が進める
労山パートナーズ制度を受け入れる体制にはなっていませんが各会、クラブの皆さんが前向きに山ボーイ、山ガールを
受け入れて登山知識、技術を広める先頭に立って活動して下さるようお願い致します。