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教育遭対部・吹田勤労者山岳会  コ野 暢男

 

大阪府勤労者山岳連盟の常任理事になり半年が過ぎました。

教育遭対部の一員です。数ある課題のうちの「ハイキングにおける事故防止の取組み方針、特にハイキングレスキュー研究の可能性について」が担当です。「ハイキングレスキュー」という概念がよく分からないうえ、「研究」と「可能性」というキーワードを時間的余裕と勝手に解釈し中々前へは進んでいません。

 

常任理事就任の動機?となった昨年9月の会員の六甲山での遭難事故から1年が経ちました。1周忌の追悼登山を行いましたが、事故現場に立つたびになぜこのような所で転落したのかという疑問と共に、この谷の入り口まで捜索に来て、なぜ入谷はしていないと判断し考え引き返したのか。早く発見していればと、思いは事故防止よりも早期発見のほうへいってしまいました。

 

 とは言え、山へ行くたびに、また山の会合に参加する度にハイキングの体系化した事故防止策を考え、参考となる資料にも目を通していますが、当たり前のことばかりという内容です。でも、この「当たり前」がきっと大切なんでしょうね。先日涸沢から北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳と縦走を楽しんできました。そこで目にしたのは、知識も経験も未熟と思われる多くの若い登山者達です。単独登山の若い女性もいました。その多くは未組織の登山者と思われます。上高地・穂高という人気のコースとはいえまだまだ若い登山愛好家はいます。このことは労山の役割や存在、また期待されるものが沢山あると実感しました。そんな中で、ふと大阪労山の中に青年部があってもいいかなと思いました。

 

組織部をはじめいろいろな事業に顔を出していますが、結構新鮮な気持ちで楽しんでいます。

でも、早く本来の務めをと考えているこの頃です。