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平和と登山を深く考える
平和と登山委員会・豊中労山 佐々木雅博
労山ニュース6月号のVOICEは平和と登山の指定席になってきました。6月末からの平和行進とその前に開かれている「学習会」の関係で配慮していただいていると有難く思っています。
因みに学習会は6月11日(月)7時〜府連事務所で、平和行進は6月30日から7月7日までの8日間に決まりました。
今月は平和の意味をちょっと違った角度から考えてみようと思います。
一つは軍隊と軍事費です。
世界の軍事費は年間、日本円で100兆円を超えて浪費されその内半分はアメリカ軍の世界支配に使われています。
軍隊には約1000万人が組織され中国225万人、アメリカ150万人、イギリス・インド130万人といわれています。
平和が獲得され、このお金と人間が食料生産や教育・福祉に使われたなら人類の進歩にどれだけ貢献できることか!と考えるとなんとかしたい気持ちになります。
もう一つは軍事費が破壊する地球環境を守ることができると言うことです。戦争行為と訓練、そして核実験でどれだけたくさんの自然が破壊されたことでしょうか? 発見されないまま滅亡した動植物がいたかも知れません。
地球上に多様な生物が生き続けることで人間も生きてゆけると言う考えが広がっています。
このように戦争で殺したり殺されたりすることがなくなり平和が訪れるとたくさんの幸せを運んでくれます。
残念ながらここ10年をみても軍事費は増加しています。
私たちの国、日本は憲法9条を持つ強味を発揮し自ら軍事費を削減し、世界に向かって「軍事費を削減しよう」と呼びかける条件を持っている国です。
そのような考えを持ち平和行進に参加し、世界平和に貢献したいと思います。