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救急法講習会に参加して

 

昨年に受講した時に充実した内容で学ぶ事も覚える事も楽しいと思えた講習会だったので、今年も引続き受講をしました。結果はやはり期待を裏切りませんでした。スライド形式で説明もありますが、実技中心にすすめられていくのでしっかりと体験することができました。

 

講習内容は色々な手当ての方法やその基本動作でした。傷病者に対する声掛けに状態観察や反応、体位変換時の首の固定や指示命令系統の統一。この基本動作がなかなか手強く、確認項目が抜ける、傷病者の痛みを考えずに動かしてしまったり散々でした。

 

基本動作がきちんと出来なければ後の手当てをする優先順位を間違えたり、隠れた傷を見落としたりして、折角の手当てに良い結果が得られないかもしれないと思いました。

圧迫止血も実際には3、4分押さえると言う事でしたが、1分間の計測でも長く感じ、

気分的には“まだかな?”“もういいかな?”って言う感じで手を離して見てしまいそうです。一番やってはいけない事なんですが…

 

今年は紙コップとガーゼを使用して目の保護をしましたが、その際に『紙コップが無い場合は何を使うか』と言う質問がありました。回答は『紙コップなら軽い物だから1つ持っておくと良い』でした。私には山に紙コップを持って行く発想がなかったのでその回答は逆転発想で納得でした。

 

昨年に教わって目からウロコが落ちたはずなのにすっかり忘れてしまった“三角巾の円座”作り。再度習うことで思い出せたので嬉しく思いました。

 

新しくサムスプリントと圧縮包帯を使っての固定方法を沢山教えて頂き、私には今年の最大ポイントでした。サムスプリントは形が自由に変えられ便利でしっかり固定されてる感じがかなり良かったです。捻挫と肩脱臼に使用するのを練習したのが、簡単かつ手早く出来る点が特に興味深いものでした。

 

なかなか繰返し練習できていないのが現実で、このような機会に参加して少しずつでも身につけてイザと言う時に使えるようにしたいです。

が、実際に使わないといけない場面に遭遇しない事を祈ります。

 

女性委員会・白峰山の会  近藤和代