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私たちをとりまく情勢

 

民主党が歴史的な政権交代を成し遂げてから、わずか1年4ヶ月。誰がこのような政権与党の混迷を想像したでしょうか。

長い不況のなかで、大学生の就職は超氷河期。自殺者は13年連続で3万人を越え、失業者は320万人とも言われます。

長期失業者をどう支えるのか、不安定就労の改善を目指したはずの労働者派遣法改正もたなざらしのままです。リーマンショックから2年、働く現場に未だ光は射していません。

社会が平和で安定していてこそ、多くの国民が参加し、登山やスポーツ、文化を楽しむことが出来るのです。一人ひとりの力は小さくても、仲間とともに歩むことで、心身や生活の安定を実現させていく事もできるのです。

厳しい社会環境の下で、私達がゆとりある登山活動を続けていくために、また、それぞれの会の運営や連盟の活動に、今何が必要とされているのかについて共に考え、総会で知恵を出し合っていきましょう。

 

@日常のトレーニングに努め、山岳事故をなくそう

  中高年登山者の事故が増加し、なかでも転倒や滑落が多いのが現状です。

その原因は加齢による体力の低下、注意力の散漫といわれています。 また、計画以上に時間がかかった場合や、道に迷った時などに、焦りからくる滑落、転倒というケースも多くなっています。体力の低下による急激な疲労から足元がおぼつかなくなり、バランスを崩し、体勢を立て直せずに転倒、滑落という場合もあるようです。

  安全登山のために、日常のトレーニングを積極的に行い、体力の維持、向上に努力することが必要です。

  登山は自然相手の活動です。登山に必要な基礎知識、体力を身につけ、より豊かな安全登山をめざしましょう。

A会員拡大 アタックプラン3年目

     1年目 81名増加

     2年目 2名減少

     3年目 100名増加を目標とする

 3年目を迎えたアタックプランがラストシーズンになります。 会員拡大は各会において大きな負担との声もありますが、会員を増やす活動をすることで、確かに会を活性化します。新しい人が入ることで雰囲気が変わり、それによって会員の意識も変わり、意識が変れば活気も出てきます。

 組織を拡大、強化させることで、是非、活気ある大阪労山を築いていきましょう。

                                                       理事長・ひまやま 服部 功