箕面公園ナラ枯れ調査とモミジの植樹 報告

                    豊中労山 自然保護部 太田誠治

日時:2014年1月25日(土)

コース:一の橋 → 桜広場 → 地獄谷 → 才ヶ原 → 勝尾寺南山 → しらみ地蔵 → 茶長坂橋 → 箕面滝 → 箕面駅      

参加者:13名   天候:曇り

ナラ枯れ調査山行は、今回で2回目。前回は2年前の9月におこなわれ箕面にも被害が出ているのを実感しました。ナラ枯れは、大量のカシナガ虫がミズナラなどの樹木に巣くい、枯死させる現象で拡大しています。京都〜高槻と拡大し、箕面公園でも今回も被害木を黄色のテープでマーキングした木々が多くありました。その中の一つの50p程の径木が実際に伐採して、くん蒸処理がなされていました。一の橋から桜広場へ向かう遊歩道沿いにある枯死木(椎の木です)で公園管理事務所が昨年12月に滝道に倒れると危険なので伐採、処理されたようです。拡大しているのが分かる状態でした。

 モミジの植樹作業は、苗木はリーダー碇さんに提供していただきました。種から1年かけて30〜40pに育った苗木です。参加者に一株ずつ渡し、植えてもらいました。スコップを手に各自作業する前に、碇さんに手順を披露してもらいました。掘ったくぼみに苗を置き、周りに肥料をまぶす。添え木は木槌でまず中心木を地に差し込み、左右2本の木を交差させ針金で固定し、中心木と苗に止めひもをやさしく結びます。そして植えた所に水をかけます。はじめての方もいて、興味津々の様子。植樹場所は滝道付近で、みなさん各自指定された場所にて作業を開始。試行錯誤しながらの作業はみなさん楽しんでいました。植樹した木に愛着がこもります。各自出来上がった植樹を撮影していました。作業の最後に植樹者のお名前の札と今後この木々に水を与えてくれる方のお名前の札を括って完成です。後者は会の方ではなく、付近の方で承諾を得ているとの事です。今回のイベントは苗を提供してくれた碇さんはもとより、箕面公園事務所スタッフ、水やりを協力してくれる方々あってできた植樹です。感謝いたします。参加された方はぜひ、箕面に行く際は水やりふくめ愛情をもって成長を見守ってください。よろしくお願いします。