沢搬出訓練の報告
第113回沢搬出訓練が無事終了しました。2箇所の懸垂下降でカウンターラッペルを行い負傷者を降ろすという訓練を行いました。
・日時:平成25年7月7日(日) 7:00〜14:00
・訓練場所:比良坊村 明王谷
・前泊場所:坊村・葛川森林キャンプ場(バンガロー)
■参加者:21名
内訳 |
参加者 |
詳細 |
救助隊員 |
11 |
このはな3、豊中3、AIMA
1、アウトドアオールラウンダーズ 1、 KLCC 1、高槻 1、中央郵便 1 |
一般参加 |
4 |
テルル4 |
大阪岳連 |
6 |
|
■訓練内容
各班4〜6名で4班に分かれ、各班に一人の負傷者を配置。負傷者は片手負傷で歩行は可能という設定で三ノ滝から駐車場まで降りてくる。途中二ヶ所の懸垂下降の箇所があり、カウンターラッペルで負傷者を降ろすという訓練を行った。通常、介助懸垂で下降することが多いが、カウンターラッペルは下降速度が半分になり急激に下降する危険性が少ないというメリットがある。
■参加者の感想
<葛川> 今回けが人役をやったが、人に降ろしてもらう不安、心細さを感じた。あと着地の時、何気なしに降りたが、カウンターラッペルでは着地で荷重バランスが変わるため
介護者(ビレー者)の状態も考える必要があった。
<野崎> カウンターラッペルは、スピードがあるので使える。また、今回3パーティで実施したが、待ち時間が多かった。次回は実施方法に工夫が必要。
<塚田> カウンターラッペルは初の経験。ザイルの出し方が難しく斜め行ってしまった。
<川田> 声掛けが大事。上からの声かけでうまくいった。
<河野> 今回けが人は経験豊富な方にやっていただいたが、そのためかスムーズにできてしまうところがあった。次回に生かしたい。重量差があり複雑だができることがわかった。さらに人に降ろしてもらう怖さを体験してもらいたかった。そのためには遅めに降ろすことが大事。
<青木> カウンターラッペルは久し振りだったが、良い点もあり感心した。練習して慣れたいと思う。バックアップのフリクションノットを6回巻き付けたが、効き過ぎたため1回減らした。
<磯村> カウンターラッペルで下降時にロープがねじれてしまい慣れが必要だと感じた。着地で着水してしまい、水中懸垂という初めての経験をした。
<三宅> カウンターラッペルは、百丈櫓で練習して以来だが、状況に応じて使っていけるようになりたい。
<小前> 普段と違う方法を経験できた。
<平林> カウンターラッペルは体験できなかったが、同時懸垂を行ったときに相手側が先に着地したとき、抜重でロープが流れヒヤッとした。事前に河野さんがカウンターラッペルで起きる現象があると予告していたがまさにこれだと体感できた。
<大見> ムンターヒッチの良さを感じた。
<真川・テルル> 下降時にロープが振られてしまった。
<木村・テルル> カウンターラッペルがうまくできて気持ちが良かった。
<山下・テルル> いろいろ学ぶことが多かった。
<吉田・テルル> 沢山行が初めての経験。懸垂下降ができて良かった。
<根岸・岳連> 今回は要救助者が、ベテランの方で補助をする必要がなかったが、実際は
この要救助者の補助が大変だろうと思う。
<平田・岳連> 単独山行が多いが、今回のようにチームで行く良さ、楽しさを感じた。
<上田・岳連> カウンターラッペルで要救助者の体勢を考えながら下降する必要がある。
<大隈・岳連> 現地でいきなりは難しく練習してからしたい。
<目森・岳連> 忘れているからやはり復習が必要。
<石田・岳連> 懸垂下降時に手袋をしていない人が多く意外であった。また懸垂下降時に下でロープを持っておくなどのバックアップが必要。
岩搬出訓練のお知らせ
第114回岩搬出訓練を行います。詳細が決まり次第、ご案内します。
・日時:平成25年9月29日(日) AM7:00〜
・場所:鎌倉峡 百丈岩
救助隊隊員訓練・交流会のお知らせ
今年も小豆島で隊員対象の隊員訓練を行います。詳細が決まり次第、ご案内します。
・日時:平成25年10月26日(土)〜27日(日)
・場所:小豆島 吉田キャンプ場
*参加申込み、不明な点については、救助隊事務局まで
E-mail osakarosan@gmail.com まで
電話&FAX 06-6953-2802 (22:00までに留守電にご登録ください。)
《メーリングリストの登録》
登録がまだの方、また今後、救助隊員として登録したい方は、下記までメールにて。
owaf_rescueteam@yahoo.co.jp