12月3日に行われます救助隊総会のお知らせと10月に行われました
小豆島での交流会とレスキュー訓練の結果について報告いたします。
第35回 救助隊総会のお知らせ
第35回救助隊総会を下記の要領で開催します。
隊員の方に限らず、たくさんの方の参加をお待ちしております。
日 時 : 2012年12月3日(月) 19:00〜
場 所 : 大阪府連・連盟事務所
内 容 : 2012年度活動報告と2013年度活動計画他
■今後の行事日程および場所
日程 |
行事 |
場所 |
2013年1月26日(土) |
隊員研修会 |
場所未定 |
2013年1月27日(日) |
雪山搬出訓練(第106回) |
場所未定 |
参加申込み・ご連絡は、救助隊事務局まで
06-6953-2802(FAX可) osakarosan@gmail.com まで
☆メーリングリストの登録
救助隊員の方で、メーリングリストへの登録がまだの方、また今後、救助隊員として登録したい方は、下記までメールにて。
owaf_rescueteam@yahoo.co.jp
救助隊交流会及びレスキュー訓練の結果報告
今年、新たな試みとして、救助隊交流会を開催しました。日頃会議や訓練以外で顔を合わすことの少ない隊員同志の交流、また登山学校の終了した時期ということもあり修了生の新隊員への勧誘、及び古い隊員と新隊員の交流を目的と致しました。
成果としては運営委員以外で3人の方の参加があり交流を図れたこと、1人の新隊員の獲得に成功したことがあげられます。
今年度は溝手氏講演会「登山と法律」と重なってしまった為、積極的に宣伝が出来ませんでしたが、来年度からは早目に日程を決定、告知し他の行事と重ならないようにし、また、救助は登攀をする人だけでは成り立たないと思うので、ハイキング層の人にも参加を呼びかけて多くの方に参加頂ければと考えております。
■日程 2012年10月27日〜28日
■場所 小豆島 吉田の岩場及び吉田オートビレッジ
■参加人数 14人(内訳救助隊運営委員11人、運営委員外3人)
■目的 救助隊員の交流及び新救助隊員の勧誘
■実施内容(スケジュール)
【27日】 0:00神戸港集合 〜 1:00神戸港出港 〜 7:10坂手港 〜 8:00吉田オートビレッジテント設営 〜 9:30吉田の岩場着 〜 交流クライミング 〜 15:30クライミング終了 〜 16:00吉田オートビレジにて食事、交流会
【28日】 5:00起床 〜
7:00 吉田オートビレッジ炊飯棟にて
青木さんによるレスキュー講習開始
12:00講習終了 反省会 キャンプ場撤収
15:00吉田オートビレッジ発
16:20坂手港出港
19:30神戸港着 解散
レスキュー講習会の様子
■一般参加者の感想 このはな山の会 平田 周路
以前から確実なモノにしないといけないと考えていた山でのレスキュー技術。
今現在、岩登りをやっているため登攀力や体力をメインに鍛えている自分に取ってレスキュー技術も間違いなく欠かせないはずの技術の一つですが、気付いたら手付かずのまま今日を迎えていました。そんな時、今回参加させてもらった大阪労山救助隊の小豆島遠征の話を頂きました。
小豆島を一度も訪れた事の無い自分にとってレスキュー技術だけでなく、小豆島の岩場を巡れたり、海の見えるキャンプ場にテントを張り、みんなで作った料理を食べながらいろんな話を聞けるとなったら参加するのは自分にとって必然でした。
金曜日の深夜、小豆島行きフェリーに乗り込んだ時から少し旅行気分になっていましたが、キャンプ場、岩場と行くにつれその気分は消え、岩と向き合った時にはもう緊張感に変わっていました。
初日の土曜日、天候に恵まれた中、花崗岩でしっかりしながらもルートを外れてくると脆くなる吉田の岩場を全員で楽しんでいました。自分が苦しみながら登っている最中、背中に風を感じたので後ろを振り向くと、空、海、森の素晴らしい組み合わせが視野一面に!
普段通っているゲレンデとの大きな違いを強く感じながら、今回の遠征では行けなかったアルパインルートの岩場にも必ず行こうと、その時決意しました。
二日目、天気予報では雨でしたが、初めての小豆島と言う事で祝福されたのか、朝方の小雨が昼には日が射す位まで天候はすっかり回復。そんな中、今回の遠征でメインのレスキューに関する技術を一日かけて学ばせて頂きました。ロープワークに始まり、レスキュー用ギアの説明、支点の作成など細かく丁寧な指導の中で自分の出来る事の少なさを改めて実感させられました。
この訓練において理解出来た事ほんのわずかかもしれませんが、これからもっと深くレスキューを勉強する上での入口になってくれた気がします。この遠征に参加して山では本当に何でもこなせる総合力が必要で、何か一つ欠けるといざという時に役に立てないと言う事が再認識出来ました。
今後はもっと大勢の方にもこういった遠征に参加頂いて、今の自分に足りないモノを何か一つでも学んで頂ければと思っています。
小豆島でご一緒させて頂いた救助隊のみなさん、本当にありがとうございました
m(_ _)m