第108回沢搬出訓練の報告
7月10日(日)比良の明王谷にて搬出訓練を行いました。
参加者は、13名(渓游会6名、豊中労山1名、東京より1名、スタッフ5名)で、中郵労山の野崎さんをリーダーに実施しました。
参加者が少ないこともあり、パーティ内レスキュウを想定して、高巻き中に滑落事故が発生し、足首骨折の疑いがある事を前提に、事故後の対処法を訓練しました。
最初にグランドワークを行ないました。 頭部への衝撃も想定し、頸椎固定しなければならない場合、どうやって搬送するか、シート担架、ザイル担架、ザック担架などを試しました。
グランドワークの後、三の滝に入り、そこから、実際の搬送を行いました。
搬出時の役割分担を決め、伝令役、搬送工作、本体、回収等の役割分担を実施しました。
搬送は、ザックを利用した背負い搬送となりましたが、背負い者への確保、介助法の難しさなどを経験しました。また、滝の簡易ブリッジによる下降などを実施しました。
東京より来られた今井さんの助言もあり非常に勉強になる訓練となりました。
これまで搬送ばかりに気をとられる訓練になりがちでしたが、今回は怪我人への対処もきっちりと行い、やって良かったといえる訓練ができたと考えています。
来年は、より多くの参加者で行いたいと考えていますので、参加をお願いします。
第109回岩搬出訓練のご案内
今年の岩の搬出訓練も遠方での開催を考えております。
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日時: 2011年9月25日(日)
7:00 〜14:00
A
訓練場所、集合場所: 岡山県、広島県又は石川県で実施する予定です。
(8月に下見を行い、地元県連と共同開催を考えて調整中です。)
B
持ち物: 登攀用具、岩用装備および宿泊装備一式(ヘルメット・軍手・確保器・シュリンゲ・ハーネス等ロッククライミング装備必携。雨具・着替え・行動食・など。)前泊の方はテント、ヘッドライト、蚊取り線香、朝食等
C
内容:(岩搬出訓練)岩場でのプルアップ、プルダウン、チロリアンブリッヂ、担架、背負い搬送等。今年も少人数でできる対応について検討してみる予定でいます。
D
参加申込み:ご連絡は、下記救助隊事務局まで
救助隊事務局: E-mail rescue@osakarosan.mi.to まで 電話&FAX 06-6953-2802 (22時までに留守電に登録ください。) 大阪労山連盟事務所 06-6972-2057 (TEL) 06-6972-2058(FAX) |
E 注意事項:自己の安全を確保できる方に限ります。訓練中はヘルメットを着用して下さい。訓練中の怪我は、自己責任となります。ご了解の上ご参加願います。