『登山者のための気象学講座』のお知らせ
『登山者のための気象学講座』(講義2回,実技3回)を開催します.
昨年度からステップアップできる内容にしていますが,昨年度受講していない方でも受講可能です.また,各回ごとに独立した内容ですので,興味があるものだけを受講していただけます.
主 催: 大阪府勤労者山岳連盟教育遭対部
●講義の部 場所:大阪府環境情報プラザ 研修室(森ノ宮駅徒歩約5分)
★1回目:11月5日(水) 19:30〜21:00
内容:冬山気象―3000mの山岳を対象に,風速,気温,降雪の観測データを用いて実態を解説
遭難に直結する地上と3000m上空の風速の差,偏西風と高層天気図を中心に,寒気が降雪をもたらす理由,里雪と山雪等
レベル:初級〜中級者対象 冬山に入る登山者,冬山の気象の知識を増やしたい人 定員50名
★2回目:11月14日(金) 19:30〜21:00
内容:登山者のための気象学の基礎知識と数値気象予報―天気予報を正しく利用 するために
予報確率の意味,数値予報はどれくらい当たるか,観測データと予報の精度,時間降水量の意味等を気象学の基礎原理から解きほぐします.
レベル:初級〜中級者対象 気象情報の意味を正しく理解したい人 定員50名
講師:河野仁(兵庫県立大学名誉教授,専門―気象学・大気環境,OWCC所属)(1-2回目共)
●実技の部 場所:大阪労山連盟事務所
★3回目:11月19日(水) 19:30〜21:00
内容:地上天気図の読み方,気圧配置や前線の位置,雲画像などの分析演習
レベル:初心者対象 地上天気図を読めるようになりたい人 定員15名
講師:高田和孝(気象予報士,H.C.teruru所属)
★4回目:11月26日(水) 19:30〜21:00
内容:高層天気図の読み方,数値予報等のデータの見方についての演習
レベル:初級〜中級者対象 高層天気図を読めるようになりたい人 定員15名
講師:宮本よしと(気象予報士,カランクルン所属)
★5回目:12月3日(水) 19:30〜21:00
内容:地上天気図と高層天気図を併用した気象予報と登山活動の事例研究等.
スマホかコンピューターを駆使して入山中を模擬して実践演習をします.
トムラウシ7月遭難,白馬大池5月遭難の解読演習などを行います.
レベル:中級者対象 気象予報と実際の山での状況を過去の事例から学びたい人 定員20名
講師:中川和道(労山大阪府連盟 教育遭難対策部長,OWCC所属)
●受講料 1回あたり500円(各受講日に受付で支払ってください)
●申込み(資料準備のため事前申込み制とします)
名前,所属会,受講回(1回目〜5回目のいずれか,複数可)を下記アドレスまで
osakarozan.weather@gmail.com
以上