貴重な自然を守るため、山からゴミをなくしましょう

――2011年全国いっせい清掃登山・クリーンハイクアピール――

 

 

私たち登山者は、登山やハイキングで自然から多くの感動を感じて日常生活のストレスの解消、生きる喜びやエネルギーを受けています。山歩きを楽しんでいるときにゴミが捨てられ、汚されているのを目の当たりにすると、登山の楽しみが奪われます。

日本勤労者山岳連盟は、山歩きを楽しむだけでなく、山からゴミを一掃する努力が必要だと考えています。そのために、独自に「労山自然保護憲章」を制定し、山を汚さず、山に負担をかけない登り方を心がけています。

貴重な自然を後世に残していくために、日本勤労者山岳連盟に加盟する山岳会・山の会・クラブは38年前から、全国いっせいに清掃登山・クリーンハイクに取り組み、山からゴミを一掃する取り組みを行っています。

昨年は、43都道府県で473の山岳会・山の会・クラブが408のコースで清掃登山・

クリーンハイクに取り組みました。この行動には、地域の方々の参加も含めると8928名

が参加しています。そして、回収されたゴミは12.5トン以上にも及んでいます。

今年も山の自然を愛し、登山を楽しむ登山者・ハイカーに参加していただき、全国で

いっせいに清掃登山・クリーンハイクに取り組くんでいきます。

いつまでも楽しい山歩きができるように、登山者・ハイカーのみなさんが清掃登山・

クリーンハイクに積極的に参加していただくとともに下記のようなご協力を呼びかけます。

 

 

 

 

1、山からごみを一掃するためには、捨てられているゴミを回収し、新たなゴミを捨て

ないようにしましょう。登山者やハイカー、行楽客が山に「ゴミを捨てない、持ち帰る」ことを呼びかけましょう。

2、きれいになった山域でも清掃登山をつづけ、登山者・ハイカー、行楽客にゴミの持ち

帰りを呼びかけることが必要です。

3、すべての登山者・ハイカーが緑の番人・山岳自然を守る番人としての自覚をもって

  自然豊かな山歩きを楽しみましょう。

 

2011年6月

日本勤労者山岳連盟