丹波屋つうしん

-機関誌部より-


 


厳しい寒さがようやく緩んだと思ったら、とたんに昼間は汗ばむほどの陽気。これで一気に春かと思ったら、朝夕急に冷えたりと、なかなか一筋縄ではいかない状態が続いていました。

それでも先々週の週末には、桜が見頃になりましたね。家の近所では陽射しが降り注ぎ、風もなく、ほぼ九部から満開の花の下には、あちらこちらから人が集まってきて、かわりばんこに写真なんか撮り合っていました。待ちかねたという事もあるのでしょうが、久し振りに気持ちが和んだ・・・そんな感じが溢れていて、賑やかさも心地よく感じられました。静かに眺める、というわけにはいきませんでしたが、今年の桜はちょっと印象深いものとなりました。

一昨日の朝には、厚い雲の下、強い風が吹いていて、まさに花吹雪・・・。歩いている服にも手提げの中にも、花びらが舞ってきてご機嫌! 並木になっている所では、本当に視界が遮られる程で、あっという間に道端に白く吹き溜まっていました。見頃は一週間ほどの期間でしたが、ここ何年か、一番いい時の桜を見ずに終っていた私にとって、マイスポットで桜を心ゆくまで愛でることができて、気分はおおいに癒された感じです。やっぱりいいなぁ、さくら!

そして、新緑の季節はもうそこまできています。春山の季節ですね。春の野山は清清しく、私達を迎え楽しませてくれることでしょう。いつもの事ではありますが、万全の装備とゆとりある計画、そして仲間との時間を大切に、皆さん、楽しい山行を成功させて下さい。

来月の締切59() です。

いつも風を受けてさわさわと葉を鳴らし、大きな影を提供してくれていた近くの分離帯の欅の木々。なんと、あっというまに無くなってしまいました。大きくなりすぎたから? マンションなどの建設に伴なっての整理? 何気なく見ていて、いつも当然そこにあるものだと思っていたものが無い・・・何だかとても寂しい気持ちになりました。時代とか、都市化といえばそれまでですが、桜の並木も無くなったし、なんだかどんどん無味になっていくような気がします。

機関誌部の面々は、さながら年ごとに深みを増し、大きな影で後輩、同輩を休ませてくれる大木ですかね・・・勿論、時々しなった枝でピシリと場をしめる事も忘れない、頼もしい存在。明日はなろう・・・との希望は捨てずに、今年もアトを行きますよ。別室丹波屋で冷たいビール片手におしゃべりする時も、その姿勢は忘れずにね。

本日もお疲れ様でした。乾杯!


今月も各会より会報を送っていただきました。

山々(大阪志峰会)、やまなか(泉州労山)KONKニュース(北大阪のぼろう)FUKUROニュース(福島労山)、安治川山の会ニュース(安治川山の会)、兵庫労山、埼玉県連ニュース、労山福岡、HCざぐるま、山と友の会、山岳(大阪府山岳連盟)               

有難うございました。

編集・発行 : 入澤、大西清、大西、園、西村、服部、大久保、高橋、中井