労山大阪府連教育遭対部主催

確保技術・レスキュー技術交流会のご案内(百丈やぐら改装お披露目研究会)

 

近畿ブロックと全国連盟の支援を受けた百丈やぐらの塗装工事完了を記念して研究会を行います.どうぞご参加下さい.

と き:201312月7日(土)13時〜12月8日(日)16

ところ:7日 神戸市立 神戸セミナーハウス(10名以上でJR道場駅から送迎あり)

651-1503 神戸市北区道場町生野字ロクゴ318-2 TEL078-985-4391

8日 百丈やぐら(道場駅から徒歩20分) 雨天:神戸セミナーハウスで室内講習です.

参加費:資料代等実費2000円,宿泊費(12) 5000円,交流会参加の場合 プラス1000

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127日(土) 

13時    受付開始

1330分  開会

講演1 労山東京都連盟救助隊の現状をもとに課題を探る(労山全国連盟遭難対策部長 臼井邦徳)

講演2 確保技術全体の概観(大阪労山教育遭難対策部部長 中川和道)

講演3 流動分散の誤りを正す(大阪労山 技術委員会 

谷関 等)

講演4 大阪労山救助隊スキュー技術の講演(調整中)

1730分 閉会 

18時 夕食&入浴 

1930分〜21時 交流会

128日(日)

8時  朝食  その後,やぐらへ移動

9時  受付開始

930分〜16時 実技デモおよび参加体験(12時〜30分休憩)

デモ1.伸びすぎるロープの罪(大阪労山救助隊事務局長 

瀬畠利章)

デモ2.墜落率2のサイトのお披露目(中川和道)

デモ3.大阪労山救助隊によるデモンストレーション:宙吊

り遭難者の介助懸垂

デモ4+参加体験.衝撃波形データをお持ち帰り体験 

申込書 氏名などご記入のうえ、@〜Cの該当に○印を+++メイルは osakarosan.kakuho@gmail.com

氏名[          ] 所属[        ] 携帯など[         ]

@    参加  2/7のみ  12/8のみ   両日参加  12/7セミナーハウス宿泊   12/7交流会参加

A    宿の食事  ・12/7夕食 ・12/8朝食

・食物アレルギー対応希望 ・無 ・有(卵・乳製品・小麦・蕎麦・落花生・えび・

かに・その他具体的に        )

B    12/8参加体験 希望に○を  デモ2   デモ4 

C    12/7道場駅からのバスでの送迎希望  ・12時の便  ・1230の便 ・希望しない

内容の説明

講演1 労山東京都連盟救助隊の現状をもとに課題を探る(労山全国連盟遭難対策部長 臼井邦徳)

集団レスキューからセルフレスキュー重点への動きは全国的なものですが,行方不明者の捜索のさいには東京でも200人体制での捜索となりました.これらの活動をとおして今後の課題を探ります.

講演2 確保技術全体の概観(大阪労山教育遭難対策部部長 中川和道)

目まぐるしく変わる新たな確保器とロープ.室内壁,ゲレンデ,フリークライミング,アルパインクライミング,雪山,高所登山における確保,新しい確保器具や細いロープへの対応など,確保技術に関する全般を概観します.器具やロープの使い方の誤りで事故が起きるという現状にどう対応するか,中級登山学校の経験や中川のクライミング体験を含めて議論します.

講演3 流動分散の誤りを正す(大阪労山 技術委員会 谷関 等)

流動分散を束ねて使うテキストが現われ,大いに迷った人も多いと思います.実験の結果をもとにテキストの誤りを正します.

講演4 大阪労山救助隊によるレスキュー技術の講演(調整中)

  「伸びすぎるロープの罪」に関する講演です

デモ1.伸びすぎるロープの罪(大阪労山救助隊事務局長 瀬畠利章)

中級登山学校で「砂かぶり」ルートを登り始めた後続者が出だしで落ちたところ,ロープが無抵抗に伸びてしまい終了点にいたリーダーは確保ができずに後続者は地面に墜落してしまいました.ロープがますます細く伸びやすくなることによって生じた新たな問題をどう解決するか,あるべき確保法を検討します.

デモ2.墜落率2のサイトお披露目(中川和道)

墜落率2の確保が実行できずに大事故

(死亡など)にいたった遭難事例が多く

知られています.百丈やぐらではこの訓

練ができる訓練サイトを4階に設置し

ました.このデモを行います.熟達者の

み,訓練に参加体験していただきます.

デモ3.大阪労山救助隊によるデモンストレ

ーション:宙吊り遭難者の介助懸垂

宙吊りになった仲間を自分の体と結び,

仲間のロープを切断した後自分のロー

プに2人でぶら下がって介助しながら

懸垂下降する救助技術の例をデモします.

デモ4+参加体験.衝撃波形データをお持ち帰り体験 

百丈やぐらは実際の墜落や確保停止の衝撃力の時間変化をデジタル計測できる全国でも数少ない施設です.自分の確保器で自分なりに実行した確保の衝撃波形データを,プリントアウトして記念品としてお持ち帰りいただきます.上の図参照.

会や県連で練習したいときは,技術委員会まで声をかけて下さい.