大阪労山教育遭対部 主催

  共通講座(読図座学・読図実技)を振り返って 大西清見(泉州労山)

 

 63日(火)と8日(日)、3月の総会の議を経て教育遭対部主催の共通講座「読図座学」、「読図実技」が開講されました。この共通講座は,統合初級アルパインリーダー学校,夏山ハイキングセミナー,女性のための登山学校の3校共通講座として運営し,さらに,まだ労山の会に所属しておられない方々を対象に行われた。講座の目標は、初めての方から初級リーダーを目指す方や教え方を学びたい指導者の方までという幅広い方々を視野にした,野心的ですがちょっと高いハードルでした。

63日(1930分〜21時)、労山大阪府連盟事務所で「読図座学」を実施.参加者は総勢約50名という超過密の講座となりました。限られた時間のため概論的になってしまい、(1)地形図の等高線の読み方と(2)コンパスの使い方についての説明が十分にとれず両者とも中途半端に終わって講師としては悔いを残しました.熱心にメモをとっている多くの受講生に圧倒され、次回の読図座学で期待に応えなければと刺激を受けました。

68日は晴れ,読図実技で六甲・菊水山へ。総勢47名を5班に分け、各班のリーダーに読図

の指導をお願いして鵯越(ひよどりごえ)駅を930分スタート。今回は「地形図を見ながら常にどこを歩いているのかを確認しよう」「ところどころでコンパスを使ってみよう」を基本に、菊水山付近の谷や尾根を読む7つの設問を事前に行いました。各班のチームワークも抜群で、菊水山への登山道や鍋蓋山への尾根では、リーダーを囲んでメモを取りながら熱心に質問する光景も見られ参加者の関心の高さがうかがえました。今回の読図実技の一番の成果は鍋蓋山での整置でした.コンパス

写真1.50名で超過密の6/3座学.

 

を使って目標の山々やタワーなどが一挙に確認できたことでした。若いセミナーの受講生は地図を広げて、神戸の街や大阪湾の風景をいつまでも楽しそうに眺めていました。はるか彼方の友が島や諭鶴羽山も遠望できたこともラッキーです。昼食後は泉州労山の特許、「お助けセット」の紹介も受講生には大きなオマケ付きのようでした。登山の楽しさとは何か、読図実技を通してその一端を知る六甲の山旅でした。

今後は「読図講習会チーム」(仮称)を作って活動の発展をと考えています.ご期待下さい.

 

以下,各班から寄せられた「これを学んだ10行レポート」と「感想文」をまとめます.

これを学んだ10行レポート

1班

1 地図の整置をする。 現在地がわかっていれば、コンパスを使わずに整置する。現

在地がわからなければ地図の磁北線と磁針の北を合わせて、地図を回転させる。

2 現在地の確認 地図の向きと目の前の景色を一致させる。

3 谷筋、尾根筋の確認 地形を見て、現在地を把握する。

4 人工物の確認 送電線、鉄塔を通過する場合、その位置から現在地が把握できる。

5 地図にない道もある.道路や登山道が付け変わっていたりするので、地図の道が正

しいとは限らない。

6 等高線の間隔を読む 等高線の詰まり具合で、急斜面か緩斜面かを把握する。

7 隠れたピークもある 25000分の1の地図の場合、等高線の間隔が10mなので

地図にはないピークがあることもある。

8 山座同定 現在地から見える山や人工物などが何か(何の山か)を確認する

9 簡易ハーネスの作り方 120cmのスリングと安全環付きカナビラでハーネスを作る

10 トラバースの仕方 簡易ハーネスに2個のカナビラをつけると、中間支点を超え

るときに、1個をロープから外しても別の1個はロープに確保できる

 

2班

1.    地図の整置 地形図にはあらかじめ磁北線をひき、コンパスの赤い針が磁北線と平行になるよう地図を回転させる。

2.    現在地の確認 地図上の送電線、建物、電車の線路などを目印に常に現在地を確認。

3.    菊水山の位置確認 地図とコンパスを使用し、菊水山の方角確認。(目視では電波塔が目印に)

1.地図上の現在地と山頂にコンパスの長辺を合わせる

2.リングを回してリング内の赤線を磁北線と平行に

3.コンパスを身体正面に持ちそのまま回転しリング内赤線と針が重なった時の正面

が目標の方角となる。

4.    等高線から山の標高を計算 主曲線 10m間隔 計曲線 主曲線5本毎の太線

5.    谷、崖、小ピークの地形を地形図と照らしあわせて確認

6.    菊水山山頂にて山座同定・2点確認法

  コンパス、地図を使っての説明を受けたが習得できず説明できません。

 

3班 コーチ 青木先生

1.【地形図とは】

 地形図には中縮尺の図(5万分125千分11万分1の図)のうち登山では

一般的に25千分1が広く使われています。また、地形図には計曲線(50m毎)、

主曲線(10m毎)の等高線が描かれており標高・傾斜・計状が分かる。さらに、2

万5千分の1地形図の場合、「地図4p×縮尺25000100000p=1km」です。

2.【コンパスの持ち方】 体の正面水平に持つ。 進行方向・対象物に向かって真直ぐ

に立ちます。

3.【地図の整置】 地形図の磁北線をコンパスの磁針に合わせて正しい方角にあわせて

持つこと。

4.【何を見るのか】 ピークを見つける。 ピークから続く尾根を確認する。 谷、沢筋

を確認する。谷、尾根、送電線、沢、標高、傾斜、スピード。

5.【現在位置の確認】

現在位置の確認は、一つの証拠だけで確信しないこと。必ず複数の証拠をあげて検証する。「登り始めから3つ目のピークだから」、「270度の方向に林道が180度曲がっている地点が見え地図と一致する」、「予想したタイムとほぼ同じである」 など、3つも証拠が揃えばかなりの確率で現在位置を確定できる。その他、「送電線の下である」「高度計が○○mをさしている」「右側に大きなガレ場があり地図と一致する」等。あらかじめ地図上で現在位置の確認(視認)ができそうな場所をメンバー内で事前に標高も併せて決めておく。

6.【コンパスを使った現在位置の確認】

1. 周囲に地図上で確認できる地形、目印、特徴的な場所を見つける。

2. その目印までの方位を調べます。

3. 地図の上を北方向に向け安定した場所に置きます。

4. 地図上の目印から、コンパスの方位に合わせて線を引きます。

6. 目印となる対象を変えて、もう一度行ないます。

7. 地図上の線が交わった場所が現在地点です。

7.【山座同定法】

1 知りたい山にコンパスを向ける。

2 そのままの姿勢でコンパスの針とNマークをあわせる。

3 地図の上にコンパスを乗せリング内の線と地図の南北の線をあわせる。

4 そのままコンパスを平行移動し長辺を

現在位置にあわせる。

5 地図上のコンパスの長辺のライン、また

はその延長線上にある山が見えている山

となる。

8.【目的地の設定@】

1. 現在地点の確認が取れたら、目的地まで

の方向を設定。

2. 地図上に目的地までの線を記入。

3. 目的地までの行程で危険個所などが読める場合迂回して進むルートの設定を行なう。

写真2.菊水山頂上で実技.青木チーム..

 

4. その場合、数箇所に分けて線を引く。

5. コンパスを引いた線に合わせて磁針とリングのマークが合うように調節する。

9.【2点確認法】 

 明確な目標地点を2つ以上確認することで地図上で現在地を確認すること。

 

4班

1.地形図の基礎

 ・250001の地形図であれば、地図上の4cmが実際の1kmとなる。

 ・地図上の登山道は道幅1.5m未満の徒歩道(波線)で表されていることが多いが、

必ずしも正確ではない。

 ・簡単な地図記号は覚える。(送電線、針葉樹林等の植生、崖、ダム、滝、堰堤など)

2.等高線の読み方

 ・標高の低いところから見て凸型に食い込んでいるのが谷、標高の高いところから見

て凸型に張り出しているところが尾根。

 ・等高線が込み合っているところは傾斜が急。

 ・等高線は太線が50m間隔、細い線が10m間隔で記されている。よって、標高差

10m以内のピークは等高線では表されない。

3.コンパスを使った進行方向の確認の仕方

@    地図上で、出発点から次の目標地点までの間をコンパスの長辺でつなぐ。

A    磁北線とノースマークが平行になるようにカプセルを回す。

B    コンパスを体の前で水平に持ち、磁針とノースマークが重なるまで体を回す。

C    プレート上の進行線が示す方角が進む方向。

4. 地図の整置

 ・地形図の磁北線をコンパスの磁針に合わせて正しい方角にあわせて持つこと。

5.現在地の確認

 @周囲の地形の確認。

 A鉄塔や送電線、小屋やダムなどの目印がないか。

 B周辺を確認し、地形図と照らし合わせる。

6.目的地までの所要時間の出し方

・通常、一般的な登山道であれば1時間で標高差約300mを登ることができ、平地で

は1時間で約3km進むと考えられる。このことから大まかに所要時間を算出できる。

・目測にて大まかにこの距離であればどれぐらいの時間がかかるか意識しながら登るこ

とも大切。

7.コンパスが無い場合の方角の出し方

@時計の12時が左側にくるように持つ。

A短針を太陽の方角に向ける。

B短針がさす方向と12時のちょうど真ん中が南となる。

8.山座同定 

ピークに立ち、そこから見える山を確認すること。

<コンパスを使った山座同定>

@調べたい山の方角に進行線を合わせる。

Aそのまま、ノースマークが磁針と合うようにカプセルを回す。

B地図上の現在地に長辺を合わせ、ノースマークと磁北線とが合うようにコンパスを回転させる。

C長辺のライン上に調べたい山が見つかる。

9.2点確認法       

明確な目標地点を2つ以上確認することで地図上で現在地を確認すること。

@1つ目の目標に進行線を向け、磁針とノースマークが重なるようにカプセルを回す。

A地図上の目標にコンパスの角を当て、ノースマークと磁北線が平行になるようにコ

ンパスを回す。

B平行になったら長辺に沿って線を引く。

Cこれを2回繰り返し、2本の線の交点が現在地となる。

10.道迷いの防止

・常に周辺をよく見まわし、休憩時などには地図を取り出して現在位置の確認を行い、

これから進む方角を常に意識することが大切。

 

5班 山本正敏

【歩く前の確認方法】

・地形図の磁北線とコンパスの磁針を合わせて整置を行う。

・整置を行い目標地点や途中のポイントの方向と距離を確認する。

・目標地点や途中のポイントまでの方向と距離を確認する。

・コースが尾根か谷か、送電線の有無、その他コースの特徴を把握しておく。

・等高線の本数を数えて高低差を確認する。

【歩きながらの確認方法】

・地図上でコンパスのリングを回し目標地点

に方向を合わせて体の正面に構えて歩きな

がら方向を確認する。

・事前に確認しておいたコースの特徴を実際

に確認する。

【山頂での確認方法】・地図上でコンパスのリ

ングを回し見えるはずの目標地点に方向を

合わせてコンパスを体の正面に構えて実際

写真3.鍋蓋山頂上で大西さんによる

全体講習.

 

に目標物を確認する

・明確な目標地点を2つ以上確認することで

地図上で現在地を特定できる。

【その他】・電波塔の下では磁針が狂う。

 

感想 地形図の読図 実技に参加して

1班 21期生A.O.

6月8日 快晴 AM710 家を出る。

CW-Xのサポートタイツにショートパンツ、ノースフェイスの大きいロゴの入ったTシャツにピンク色の登山帽子。背負っているのはオスプレイの22L。ザックの右脇にはSINANOの2本杖。どこから見てもいっぱしの山ガール。『・・でも私、ビギナーなんです・・』ちょっと張り切っている感じの自分が何となく照れくさく、駅までの道でご近所、知り合いに遭遇しませんように・・と少し速足で歩く。

745梅田駅集合。到着したのは7時43分。もう皆さん揃ってらっしゃる。

挨拶もそこそこに乗車。『今日も皆さんに送れずついて行けるかしら・・』不安と緊張でチョット脈拍が上がっている。電車内ではセミナーの方たちと並列に座る。何人か見知ったお顔もいて少し気持ち緩む。

神鉄鵯越駅到着。奥まった雰囲気が漂う駅。登山でもないと利用する人は少ないだろう・・

が、20数年前、一つ手前の丸山駅で新婚の約一年間を過ごした私。『あそこも侘しい駅だったなぁ・・住んでたアパートの真ん前に≪イノシシ注意≫の看板でてたなぁ・・』などと少しタイムスリップ。

鵯越駅前で、早速地図を広げて読図練習開始。皆さん地図とコンパスを手に、体の向きを変えたりはるかに見えるお山を眺めたりされている。私も見よう見まねでコンパスを地図にあててみる。「あなた!なんでそんな持ち方してるの!!!」先ほどオリエンテーションで紹介されていた年季の入った山ガールがいつの間にか横に。会って3分の人に叱られる・・ショボーン。登りに来たのに気分は下がる。

五日前の座学、1時間半も地図とコンパスの勉強教えていただいたのに、ほぼ理解できず。地図の見方、地図記号など恐らくは中学高校の授業で講義を受けたのだろうけど、記憶のどの引き出しを引っ張り出してもかけらすら出てこない。自宅のPCでネットの情報収集などしてみたもののイメージがつかないままに迎えた当日。やはり、私には無理っぽい・・。なんだか、ふにゃふにゃした感触で道を踏みしめながら登り始める。

 歩き始めてほどなく、CSの方がピークや送電線など目に見える情報と地図を照らし合わせて現在地を確認すること等説明してくださる。『はぁーこんな見方もあったのね・・!』ここでちょっとモチベーションらしきものが出てきた感じ。

「今、一本目の送電線超えたでしょ。だから現在地はココ。次の送電線までの等高線見ると傾斜がこうなって・・」CSTさんのお話が理数系問題の謎解きのように聞こえる。『そうですか〜地図にはいろんな情報載ってるんですね〜(今更(*^_^*))』なんだか楽しくなってきましたよ〜

 菊水山山頂経由して鍋蓋山到着。何とか足を引っ張らずに(?)ついて行けた!

昼食時、先輩山ガールからフルーツ缶詰の凍らせたものをおすそ分けして頂く。毎度のお気遣いありがとうございます。

スケジュールより1時間ほど遅れて市ヶ原に到着。ここは個人山行で何度か経由したことのある所。ようやく見覚えのある所に出て、なんだかトイレまで愛おしく懐かしい気がする。

 布引の滝を通って新神戸駅で解散。私はその後、毎年恒例のユーミンのコンサートを見るため親睦会には参加せず皆様とお別れ。

無事に本日の実技登山終了することが出来てほっと一安心。しかし・・、 『もっと地図のこと知りたい!いや、知らねば!』

 何事もスロースターターの私ですが、6月8日、ちょっと心に火の付いた1日でした。

同期の皆さん、CS,諸先輩方これからもどうぞよろしくお願いします。

 

2班 和久利

 当日、晴天の下、初心者という負い目をなんとなく感じながら、運動不足を解消するという安易な考えで参加しました。山を登るうちに、この暑いさなか、しんどい思いをしながら何故、人は山を目指すのだろうかと、愚痴っぽくなる自分に、ふと、長淵剛の長いのぼり坂という歌詞が頭をよぎりました。長〜い長〜いのぼり坂走ってみても同じこと♪♪。まあその通りかなと、言い聞かせていると同じようなことを香川さんがおっしゃられており、さすがに重鎮の言葉は深みがあるなと感じる登山でした。

 次回からはもう少し余裕をもって自然などを感じれるかなぁ。。。

 

3班 丹野

セミナー第2回目の山行、読図で印象に残ったことは、菊水山の頂上でみんなで地図と地形(目の前に広がる景色)を照らし合わせて確認する作業の中で、普段は、“眺めがいいなぁ”だとか、知っている建物があれば、“あぁ、あそこが○○か!”で終わってしまうところが、地図をもって目の前の景色を眺めると山の隙間に見える道や鉄塔、区別がつかなかった山々など、以前はスルーしていた景色が浮かび上がってきて、眺望を眺めるのがさらに楽しくなったことです。

今回の登山では、読図ということで、初めてのコンパスの使い方に混乱しつつも、チェックポイントで地図と現在地の見方を教えてもらいつつ、菊水山へ。

菊水山直前の階段はきつかったですが、頂上では天気も良く、四国まで見通せる見晴らしでした。

鍋蓋山の登りは地図からも等高線の幅が狭く急な坂だとみんなで予想していた通り、登り地点に着くと、下から前の班が急斜面を登っているのが見えて、これからこの坂を登るのかとビビリつつも、意外と菊水山の登り坂のほうがきつく、こちらの坂の方が楽に登れました。

下山道は風通しもよく、快適に布引まで歩いて行くことができましたが、新神戸から三ノ宮の道中は山の中よりも暑く、宴会のビールがとてもおいしかったです♪

泉州労山の方々をはじめセミナーのスタッフさん、今回の座学及び実技指導、ありがとうございました。とても楽しい山行でした。

まだまだ、コンパスの使い方には慣れないですが、これから読図のように、セミナーで山の知識を沢山吸収して新たな山の楽しみ方を知っていきたいと思います。

 

4班 藤岡

今回の山行では、実際に地図を読み読み歩くことで、「地図を読む」「地形を予想する」ということを経験しました。そして、読図っておもしろい!ということを実感しました。しみじみと楽しく、山行中ずっとニヤニヤしてしまいました。

そろそろ小さなピークがあるはず、崖があるはず、など地図をみて予測し、顔をあげて地形の変化を観察し、現在地を確認する。歩いてきた地形が地図にどう表現されているか納得し、ニヤニヤする。これら一連の流れを教わり、地図が少し身近なものになりました。いつもポケットでくしゃくしゃになっていた地図にまずは謝りたい気持ちです。

 まだまだ始めたばかりでわからないことも多いですが、これからも楽しみながら学び、読図に慣れていきたいと思います。

また、先生をしてくださった泉州労山の管さんは、読図の楽しみだけではなく多岐にわたる山歩きのお話しをしてくださいました。とても楽しい山行でした。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

5班 大阪ぽっぽ会  西本良夫

読図実技に参加させて頂き、ありがとうございました。コンパスと地形図を持って山をゆっくりと歩きたいなぁと思いながらできていませんでした。労山事務所での座学は大人数のためか、もうひとつ講習の効果が実感できませんでした。

地図の整置すら十分にできず、「これはまずい」と思い図書館で本を借りてコンパスの基本的な使い方を勉強して実技に参加しました。歩きながら地形図とコンパスを何度も使って現在地と行き先を確認しました。ちゃんとコンパスが使えたときはとてもうれしい気持ちになりました。

本を読んでいて2点から大体の現在地を割り出すのは少し難しそうだったので8日の実技ではできないだろうと考えていました。菊水山・鍋蓋山の各山頂でコンパスを使って現在地を測定できたのはとても面白い体験ができたと思います。

北アルプスなどを縦走していても何となくしか山座同定ができなかったのですが、地形図とコンパスがあれば周りに見える山々の山名を判別できそうで大きな楽しみができました。

夏山セミナーの方は山の年数はわからないのですが、山を始められたばかりの方がいたらとてもいい実技の日になったんじゃないかな、と思います。ぽっぽ会に入会して2年目なのですが、他の会の方と少しですがお話ができて刺激を受け勉強になり、とても印象深い一日になりました。大西さんが座学の時に話されていた余呉トレイルのようなコースにも機会があれば挑戦してみたいと思います。

テキスト ボックス: 写真4.47名の参加で
大繁盛でした.