平和と登山のページ20161月号)

              平和と登山委員会 文責:大西清見(泉州勤労者山岳会)

                     

《大阪登山者九条の会 11月例会》    

ピースおおさか(公益財団法人大阪国際平和センター)見学会

1128日(土)、大阪登山者九条の会、参加者7名でピースおおさかの見学に行ってきました。今年の春にピースおおさかは、「維新の会」の意向を受けて大幅なリニューアルを余儀なくされました。昭和20年の大阪空襲を中心に、戦時下の大阪の被害や暮らしぶりがリアルに展示されていました。しかし、見学しているうちに、ふと中国や韓国への加害表示、侵略表示がないことに気が付きました。リニューアル前は、戦争の歴史展示物は加害者と被害者の両面の展示をしていましたそうですが、維新の会の意向もあり加害の歴史を大幅に薄めてしまったようです。私たちはどのような歴史的な問題や課題についても、実際に現地を訪ねたり確かめたりして、平和について考えて行くことは大切ではないでしょうか。                           

              

 

 

*見学会参加クラブ:こもれび、八尾山の会、泉州労山、てんの会、つりばし、なにわ 7

*見学会感想

 久々に仕事の合間を縫って短い時間でしたが九条の会11月例会ピース大阪に参加して来ました。戦争の歴史展示品や写真などじっくり見て回り身につまされる思いがしました。本当に2時間位だとほんの一部しか理解する事が出来ないので今度は半日位ゆっくりかけてみようと思います。アニメで十六地蔵物語を見ましたが私の生まれ育った近くのお寺の物語で、今度田舎に帰省した時は是非貞光町の真光寺に寄って来ようと思います。参加して良かったです。(八尾山の会・笠井ふみ子)

ちょっと気になっていた建物で、今回見学出来る機会となりました。やはり戦争の被害者の面が大々的に展示されていました。数時間では細かい所まで見学出来ないので、一日掛かりでゆっくり見学したいですね。(てんの会・前田)

《日本科学者会議・シンポジウムの報告》    

「原発再稼働を認めないシンポジウム」に参加しました(日本科学者会議主催、11月28日、午後1時半〜 大阪国労会館)。

ピースおおさか見学会のあと、大阪城内の「鶴彬顕彰碑」(つるあきら・川柳作家)を見て会場の国労会館まで歩いた。労山の参加者は主催者側の河野仁副会長を含めて8人でした。

シンポジウムのテーマは2つで1.伊方原発と高浜原発周辺の地層と地震、(新潟大学名誉教授立石雅昭氏)、2.再稼働を許さない福井地裁判決の意義と補足(福井大学名誉教授山本富士夫氏)でした。

一つ目の「地層と地震」は専門語が多く難しかったが、二つ目の福井地裁判決の評価は理解できた。長い間、原発神話が幅を利かせてきましたが福島原発事故以後、司法がどのように判断するか注目を集めている中で「生命をまもり生活を維持する利益は最高の権利」として再稼働を認めないと明確に断じました。この判決は原発訴訟を闘っている人と支援者を大きく激励しています。

尚、関西電力は異議申し立てをしたため闘いは継続している。私たち労山の仲間もピトンの会代表・管野昭雄氏が関西訴訟団の原告でもあり引き続き支援して行きたいと思います。           報告者:副会長 佐々木雅博〈大阪登山者9条の会)

 

《大阪登山者9条の会、第36回戦跡ハイキング》    

真田山公園周辺の戦跡を歩こう

大阪登山者9条の会の戦跡ハイキングで時々案内していただいた元大阪府立高校教諭の森田俊彦さんが、『大阪戦争モノ語り』(清風堂書店)を出版されました。この本は大阪大空襲の被害を受けた神木、神社のきつねの石像など府内各地に数多く残る戦跡を一冊の本にまとめたものです。今回は森田さんに連盟事務所でこの本を紹介していただいて、そのあと真田山公園周辺の戦跡を歩いてみたいと企画しました。とても分かりやすい、戦跡ハイキングが期待できます。

 

と き:2016220日(土) 集合、午前10時大阪労山事務所

コース:連盟事務所(森田さんのお話)→三光神社の片柱の鳥居→陸軍墓地→騎兵第4連隊忠魂碑→鶴橋駅で解散(12時半頃)

参加費:300円(資料代等)

申込み:大西清見(泉州労山、08014603884

  騎兵第4連隊忠魂碑 騎兵第4連隊忠魂碑(天王寺区真田山町)