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2003年7月11日:労山事務所

報 告
第1回「西日本女性担当者交流集会」            
  2003年6月28日(土)〜29日(日)
  広島県佐伯郡宮島町包ケ浦にて約60名の参加
 テーマ「第25期全国女性担当者会議の報告をふまえ
                 今後の女性会員の活動と展望」
 課 題 ◎遭難や事故を防ぐ対策「個人の意識改革」「自分の状態を知る」
     ◎自然を守る活動
6/28 12:00 開会あいさつ‥‥‥‥‥‥‥山下広島県連会長
      主催者あいさつ‥‥‥‥‥‥川嶋副理事長
       各労山の中で女性会員が半分以上をしめているが女性役員がいない。
       登山活動はしているが、トップに出てこない。よって女性の声が労山
       活動に反映されていない現状があります。
       このような活動を是非深めて下さい。
   12:20「女性委員会のあゆみ」「第25期全国女性担当者会議」‥川上洋子
   13:00 報告と討議‥‥‥‥
西日本各地からおおよそ60名の担当者が集まり初参加、顔馴染など久方の再会と言う
和やかな雰囲気の中定刻12時から集会が始まりました。広島県連会長の挨拶に始まり
主催者挨拶、全国女性担当者会議の報告、そして各県連から遭難や事故を防ぐ対策等
について報告がありました。
◎遭難や事故を防ぐ対策として
「個人の意識改革」「自分の状態を知る」という項目で福岡県連から「運動能力測定
山行からの教訓」と題され、九州大学の斎藤篤司助教授によるデーターを元に登山に
係る疲労の体験から興味深い報告がなされた。
項目は1、登りの心拍数の実態、2登山中の心拍数の推移、3行動と尿異常、4、マイ
ペースの維持 5、下りの課題 6、登山技術整備の課題等が発表された。
中でも行動中にこまめに心拍数を管理する事により自分の体の疲労度とかが分かり休
憩を取る、水分補給する、食事をする等により身体を通常に維持する事が容易に出来
やすくなること。又下りで膝に掛かる負担は登りの3倍で登りでの疲労が残っていた
ら転倒に繋がりやすいのは明らかで防止するには休憩中にストレッチしたり、膝を曲
げ重心を下げて降りる等工夫して歩く事が有効と発表されました。
広島県連からは「学びあい講座」から2件の事故報告がなされ懸垂下降中のロープ摩
擦による手の火傷でロープを放し2m滑落した事による全治1ヶ月の骨折の事故の報
告。この事故により以後岩稜帯歩きの装備に6ミリの細引き10m、テープシュリンゲ
1本、シュリンゲ大小各1本、カラビナ2本、安全環つきカラビナ1本を装備する事
にした。もう一件は初冠雪でぬかるんだ登山道で転倒による捻挫の事故。これは3会
混成によるパーティであったため、パーティでの意思疎通(リュック分担により常備
の薬や服等が先行してしまった)に欠け被災者はかなり辛い下山行となり夫々の会の
レベル、やり方、捉え方が多少違っているためチームワークの悪かった事を反省され
ていました。
大阪労山からは中高年の登山ブームが続く中ピクニック感覚の登山、ハイキングとし
ての捉え方で「歩く」という安易さの中で事故がおきており広く基礎的な登山技術を
伝えるため「女性のためのハイキングセミナー」を企画していると紹介された。
成果として“レッツハイキング”を作成し、全国の書籍への発展があった事
セミナー受講後何人かの人たちが入会され会員の増加に繋がっている事
受講者の意識の中に登山への姿勢が育っているという報告がされました。

◎自然を守る活動
高知県連からは“三嶺”高知県では「さんれい」徳島県側では「みうね」と呼ばれて
いる山の自然保護運動の成果が報告されました。林道を頂上近くまで開通させ駐車場
造成がある計画をなんとか阻止しようと25年前から保護運動をしてきた高知県側はそ
の度の運動成果が実り、豊かな自然が残っている。方や25年の遅れを取った徳島県側
とは自然破壊の割合が全く違うという報告。2000年開催の西日本女性交流集会「はち
きんin三嶺」を機に両県にまたぐ「三嶺」を守るため現在は徳島県と高知県の守る会
が手を結んで自然保護に取り組んでいる。
広島県連の自然保護担当者からは県内の自然保護のため「入山禁止」になっている山
の実情。これは登山者の山のマナーのあり方が問われていた。トイレ問題として、三
嶺の山のし尿担ぎ下ろし、“剣山山頂の燃焼トイレの導入”、早池峰地区の携帯トイ
レ利用等「トイレ問題」を解決するための工夫、努力がなされている事実があるが尚
努力を重ねる必要がある結ばれた。ヘリコプターで大量に運ばれる食料、山小屋は登
山者のニースに応えようとして商売のやり過ぎ等登山者が山に求める姿勢も問われる。
反面毎年各地で実施される清掃登山という行動を通して意識の高揚も謀られている
三次労山では☆山に入る前にはトイレに行こう☆出来るだけトイレで用を足そう
☆トイレにゴミを捨てない☆使用済みの紙は必ず持ち帰ろう☆携帯トイレも使ってみ
ようと提唱されて自然保護に取り組んでいる。という報告
最後に大阪労山からは同じくし尿持ち帰りの提案の実験報告があった。
市販の携帯トイレの使いにくさと安価なものという追及から高分子ポリマーを使って
ジップロックを利用した実験とサンプル提供によって工夫できるものは無いかという
提案がなされた。早速会場の中から介護用で使う尿取りパッド (市価で30円位では?)
を使用しそれをくるくると巻きジップロックに入れて持ち帰れば?という案がでまし
た。各県でもトイレ問題をよく討議されているように感じられた。
全ての議題を消化しこのあと提案や質問などがあり県によってはまだまだ女性の立場
が弱い地方のあることを知り、又反対に女性も良くやるなという評価をもらう会もあ
り女性だけのテント山行の成果や岩陵への取り組み、女性委員会が無くなった会など
発足当時から比べると女性が山へ入り安くなった環境(御主人の自立、理解等)で盛
り上がり和やかな雰囲気が会場を包んだ。これで一日目の予定を終了しこの後各キャ
ビンに分かれ入浴、夕食、交流会が持たれた。
2日目
6時30分朝食後2班に別れ昨日の雨も上がり読図講習をしたり、瀬戸内の海を楽しみ
ながら貸切状態で頂上まで登山し昼過ぎ大元公園で解散しました。  文責 K.K
*感想 篠原良子
私は、大阪女性委員会でしている、女性のための登山セミナーの内容を発表する中で
私達がどうして女性達ですることにこだわっているのか、今一度考えてみました。
今日社会の中で、ジェンダー問題(社会的性差)が解決されずにいます。そのような
現状の中で、女性だけで登山をする、セミナーをすることは、より対等な立場で、話
し合いや技術交流が出来る場であると思います。そして同じ性の悩みや、解決方法も
考え合うことが出来ると思います。そしてもう一点は、男女の体力差について考えま
す。登山はスポーツと私は思っています。だからトレーニングをし、体力の向上をは
かれます。男性と女性が同じトレーニングをしたとしても、女性は男性の七割の筋肉
しか付かない現状があります。他のスポーツとちがいフィールドは同じです。だから
こそ工夫がいると考えます。そこで知恵と力を出し合うために、交流会をすると考え
ます。中味を充実させるためには、各県連の思考面と技術面のレベルアップが大切で
す。次に目指して楽しく努力をしましょう。

*メーリングリストへの参加(今までは東日本のみ)
*第9回女性のためのハイキングセミナー担当者
 9/ 4 オリエンテーション(瀧上)山の歩き方とマナー(鈴)装備とパッキング(植田)
 9/10 食糧(  )地図(森田)天気図(吉岡)
 9/17 トレーニング法(川上)救急法・実技の説明・労山各会の紹介(篠原)
 9/28 実技(六甲)ロックガーデン 8:00 阪急梅田駅又は 8:40 阪急芦屋川駅集合
*女性委員会交流登山・・7月24日夜〜28日朝 鳥海山と月山 7名
予 定 
*7月24日〜28日 女性委員会交流登山 鳥海山と月山
*8月29日 室内例会:女性委員会交流登山の報告、セミナーの準備
*9月 4日 第9回女性のためのハイキングセミナー座学
*9月10日 第9回女性のためのハイキングセミナー座学
*9月17日 第9回女性のためのハイキングセミナー座学
*9月27日 ふれあいハイク
*9月28日 第9回女性のためのハイキングセミナー実技
*10月17日 室内例会:セミナーの報告 
*11月1日〜3日 近畿ブロック交流登山 芦生 
*11月14日 室内例会:近畿ブロック交流登山の報告
*12月12日 室内例会:総括・方針について 
*1月16日 室内例会:総括・方針について 
*2月20日 室内例会:女性でも出来る!搬出方法(小冊子)仕上げ
*3月  日 室内例会:

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